202507/17

遮熱塗料の本当の効果は“耐久性アップ”だった？劣化を防ぐ塗料選び

2025年7月17日 2025年7月17日

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遮熱塗料は“涼しさ”よりも“長持ち”が魅力です

夏になると、室内がまるでサウナのように暑くなってしまう……。
そんな悩みをきっかけに「遮熱塗料」に注目する方が増えていますが、実はこの塗料、“涼しくなる”以上に注目すべきメリットがあります。

それが、屋根や外壁の“耐候性（たいこうせい）”が大きく向上することです。

今回は、塗装業界でも高い評価を受けている「アステックペイント」の遮熱塗料を例に、遮熱塗料の本当の効果と、なぜ長持ちするのかをわかりやすく解説します。

遮熱塗料とは、太陽光の熱エネルギー（特に赤外線）を効率的に反射する塗料のことです。

通常、屋根や外壁は太陽光を吸収し、表面温度が60〜80℃にもなることがあります。
この高温が、塗膜の劣化や建材の痛みを早める原因となります。

アステックペイントの「スーパーシャネツサーモ」シリーズは、特殊顔料を使用することで赤外線反射率を高め、表面温度の上昇を大幅に抑えることができます。

遮熱塗料が“長持ち”につながるのは、以下のような理由があります。

高温状態が続くと、塗膜は柔らかくなり、ひび割れや剥がれの原因になります。
遮熱効果で温度上昇を抑えることで、塗膜そのものが安定し、劣化スピードが遅くなります。

建材は温度変化により膨張・収縮を繰り返します。
これがひび割れや歪みの原因に。
遮熱塗料を使うことで温度変化を緩和し、素材の動きを抑えることができます。

温度上昇とともに紫外線や風雨の影響を受けやすくなる建物ですが、遮熱塗料によって外的ダメージから建材を守ることができます。

アステックペイントの遮熱塗料は、単に“熱を反射する”だけでなく、**高い耐候性を実現する樹脂（フッ素や無機など）**を使ったグレード展開があります。

塗料名	耐用年数（目安）	遮熱性能	特徴
スーパーシャネツサーモSi	約13〜16年	◎	コストと性能のバランスが良い
スーパーシャネツサーモF	約15〜20年	◎	フッ素樹脂で超高耐候性
無機ハイブリッド系遮熱塗料（例：リファインMF）	約20年〜	◎	紫外線に非常に強く、変色・劣化が起きにくい