実は外壁よりも劣化が早い屋根。紫外線や雨風にさらされ、一年中厳しい環境に置かれています。メンテナンス時期になると様々な症状が現れてきます。定期的にチェックすることでその症状を見逃さないようにしましょう。今回は日本で最も普及している屋根材、スレート屋根が劣化した際の症状をご紹介します。
そもそもスレート屋根って何?
スレート屋根は日本での普及率が最も高い屋根材です。「カラーベスト」「コロニアル」「スレート瓦」などの呼び名があります。これは、カイロをホカロンと呼んだりすることと同じです。商品名やシリーズ名が一般名称として定着したもので、同じものと考えて下さい。ご自宅の屋根がスレート屋根かどうかの見分け方は
- 平らな板が張り合わされた屋根
- 金属製でない屋根
であればほぼ間違いなくスレート屋根です。
スレート屋根の反り
スレート材は5㎜程度で非常に薄く形成されています。表面の塗装が劣化してしまうと屋根材自体が雨水や夜露を吸収するようになり濡れる→乾燥するを繰り返すことで徐々にスレート材が反り返ってくるという症状が現れます。スレート材が反ってくるという事は塗装の機能は完全に失われています。反りは塗装では治らないので早急にメンテナンスが必要です。
スレート屋根のひびや欠け
スレート屋根のひび割れや欠けは強風で何か硬いものが衝突したり、冬場や夜間に塗装の防水性が失われたスレート材に水分が吸収され凍結→乾燥を繰り返すことでひび割れたりと、様々な原因が考えられます。ひびや欠けを放置するのは雨漏りなどの原因になり大変危険です。数枚程度のひびや欠けであればその部分のスレート材を交換することが可能です。しかし、スレート材のひびや欠けが複数個所の場合、塗りかえ工事ではなく葺き替え工事など大規模メンテナンスが必要になってきます。
まとめ
スレート屋根は屋根材自体に防水効果はなく表面に施される塗装によって機能を得ています。表面の塗装が劣化して、塗膜の効果が切れると屋根材がどんどん水分を吸ってしまうようになります。雨漏りなどが発生すると大規模メンテナンスが必要になってしまいます。お家の屋根材が何か知っておき、定期的にチェックすることで、適切なタイミングを逃さないことが大切です。お客様が屋根に登ってチェックされるのは大変危険ですので、信頼できる業者に依頼されることをおすすめします。
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